英会話講師の先にあるもの

Chizuko COLUMN 話英楽の道 ~わえらのみち~

 本日の珍道中、少し足を休めて「英会話講師Chizuko」の私のお話を。

 2014年秋。私はあるイベントの準備をしていました。小・中・高生対象に自分の仕事について授業をする、というイベントです。このイベントで授業する為に、英会話講師の仕事ってなんだろうか?と考える日々でした。

 今までの珍道中でご紹介してきましたが、私は「オーストラリアでの生活を楽しみたい!!」と思って英会話の練習をはじめました。そして、実際に英会話を話せるようになるために勉強を続けて行くと、日本語と英語の違いが面白くなってきました。

 例えば、否定文。「私は今日朝ごはんを食べなかった。」日本語では最後まで、食べたのか、食べなかったのか分かりませんよね。英語では、「I didn’t have breakfast this morning.」と言います。話し始めたらすぐに食べなかったんだ、と分かります。この違いが考え方や、文化にとても関係かあるんだなあ、と感じるのです。この違いが面白い!

 文化や、考え方や、生活習慣や、そういうことの上に言葉があるんですね。日本語は日本らしいし、英語が英語圏らしいんだなあ、とよく感じます。

 そして、私が英会話を教えている理由、英会話講師って何だろう、と考えた時、その違いを体感させる人なんだな、と思うに至りました。「言葉を知る、使えるようになる」ことの次には、仕事がはかどるとか旅行が更に楽しくなるとか、そういうその人自身の目的があります。そしてその先には、「違う考え方、違う習慣の人がいる」ことが当たり前だと知る、ということがあります。言葉にはその背景にある世界観や、考え方が大きく影響しています。言葉を通してそのことを知っていく。自分がその言葉を使っていくことで、その世界観を垣間見る。そうして、人が持っている違いを「知る」だけではなく「体感する」。それを多くの人に知ってもらいたい。それが私が英会話講師を続ける理由です。

 そうやって、多くの人が母国語だけではなく、文化も価値観も全く違う国の言葉を知り、使っていくことで、世界平和だって見えてくる、と本気で思っているのです。イベントを通じて、私の授業を聞いてくれる皆さんに、英語が出来るその先にあるものを感じてもらいたいと思ったいた私でした。

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