「夢のオーストラリアに到着!」

Chizuko COLUMN 話英楽の道 ~わえらのみち~

 1996年夏。英会話スクールに通い始めた私は「話すことが好き」と「英会話が好き」はイコールなのかも!という思いでレッスンを重ねていました。それから半年。1997年の春。大学の春休みを利用して、私のオーストラリア滞在がいよいよスタートです。

 初めての海外。パスポートを取り、大使館に行きました。現在ではインターネットで取得出来るETASというものを、当時は大使館に申請に行ったと記憶しています。準備は着々と進み、パッキングをして、さあ出発!

 飛行機に乗り込んで、離陸を待ちます。その機内で一つ出会いがありました。私より少し年上の日本人女性です。「オーストラリアが気に入って、行ったり来たりしている」と話してくれました。私が「初めての海外でホームステイをする」という話をすると、「オーストラリアが初めての海外っていうのは正しい選択!最高だよ!」と彼女。私の胸は高鳴るばかりです。

 その時乗った機内で離陸の際流れていたのが、Enyaの音楽。その曲を聴くと今でもあの時の高揚感が蘇ります。

 ブリスベンでの乗換も無事に終わり、到着したのはシドニー。2月の日本からは考えられない「夏」!南半球ですから、当たり前なのですけど、その不思議さがたまりません。「来た~」と叫びたい気分です!

 名前は忘れてしまったのですが、空港には英会話学校から派遣された男性スタッフが出迎えに来てくれていました。彼の車でいざホストファミリーのもとへ!車内ではシドニーはどう?気に入った?と聞かれて、「もちろん!シドニーは都会です。緑が多いです。きれいです。」と言いました。私の英会話は上々の出だしです。それなりに会話は成立しているし、これは楽しめそうだ。と思ったのはつかの間。ホームステイ先に着いてから、魔の「言っていることが全く理解できない」時間に突入します。

 今振り返れば、本当に至極簡単な話をとってもゆっくり話してくれていたにも関わらず、本当に何も分からなくて「やっぱり、英会話は無理だ・・・」と英会話嫌いが再燃したのでした。どんなに簡単な言葉が理解できなかったのか。それは何故なのか。そのお話はまた次回。

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