悔しさが上達を生む

Chizuko COLUMN 話英楽の道 ~わえらのみち~

記念すべき珍道中50日目。今回は私の英会話人生の中でも最大級の嫌な出来事です。

その日私は外国人講師たちとの飲み会に参加していました。朝から喉の具合が悪かったので、アルコールは控えていましたが、何時間か皆で会話を楽しんでいたのです。お酒が入った仲間たちの話声はどんどん大きくなります。必然的に私の話声も大きくなります。そうして数時間後の解散の時には私の声は完全につぶれ、だみ声になっていました。

1人の外国人講師が私に聞いてくれました。「How’s your throat?(喉の調子はどう?)」そして私はこう答えました。「It’s getting bad. I’m losing my voice!!(悪化してる。声かれてしまったし。)」

その時、隣にいた男性(日本人)が笑ったんです。先程私が言った「悪化してる」は間違っていて、そのことを笑われたのです。そして言われたことは「あの間違いはないわ~。」でした。私が英会話の練習を始めてから、初めて日本人に自分の間違いを笑われた経験でした。これは本当に悔しかったです。以前お話した、イタリア人に「そんなことも知らんの」と言われた経験。あの時は自信喪失でしたが、悔しさはそれ程感じませんでした。しかしこの時は、同じ様な環境で、同じ様に英語を学んできた日本人に言われたことが原因でしょうか。とにかく悔しい!が大きかったです。あの時のあの気持ちは今も忘れません。そして有り難いことに、「悪化している」という英語は二度と忘れたり間違ったりしたことはありません。私のことを笑って、悔しいと思わせてくれた彼に感謝ですね。

さて、最後に「悪化しました」の正しい英語は「It’s getting worse.」です。「より~になってきている。」という表現なので、単に「bad(悪く)」なっているのではなくて、「worse(より悪く)」なっている、と表現します。より良くなっているなら、betterを使います。文法用語を使うと、「比較級」を使う訳です。

今回で珍道中も50日目。あなたの英語も良くなっていることでしょう!Your English is getting Better! I’m sure!

 

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