それでもやっぱり嫌い

Chizuko COLUMN 話英楽の道 ~わえらのみち~

TOEICテストを受験した結果、自分が英語の文章を読んで理解することが苦手で、上達していない、と知った私。「上達していないのだから、勉強すればいいんや!」となればいいのですが、「あかんわ。やっぱり英語の勉強嫌い。分からんわ。」と思えるのです。会話はそれなりに出来るものの、「なんとかく分かっている」ということが多く、それではテストでは結果が出ないのですよね。当たり前だな、と今は思うのですが、当時は勉強せずに会話だけで、何とかならんもんかな、と思っていました。

今の私の意見では、話せるだけではTOEICテストの点数は挙がりません。英会話に不自由がなくてTOEICテストで満点に近い点数を取ることが出来る人は、海外の大学や専門学校に通った経験があったり、英語を使った仕事をする経験があります。大学ではレポートを書いたりしますよね。仕事をしていれば実際に書類作成をしたり、メールを書いたり読んだり、会話以外に文字として英語を使う機会がたくさんあるでしょう。書いたり、読んだりしています。それが私に足らないものでした。

さて、このままの点数では履歴書、エントリーシートにTOEICテストの点数はかけません。書いてもいいでしょうけれど、プラスになる程の点数ではありません。そして、私は決めたんです。「海外事業部とかじゃなくてもいいや」と。あきらめの早いこと!この時、嫌でもなんでも英語の文章を読んだり書いたりすることにしっかりと向き合っておけば、後々楽だったなあ、と今では分かるのですが、当時の私はそんなこと分かりませんから。早い話が、嫌なことから逃げたのでした。

そして最終的に決めた就職先は、当時最大手だった英会話スクールの営業職です。「外国人と毎日一緒!毎日英語話せるやん!めっちゃいい!!」という大喜びでした。が、実際はかなりハードな営業で外国人講師と毎日英語で楽しくお喋り!なんて時間は全くありませんでしたけれど。

そして、私が英語の文章の読み書きに取り組み始めたのは30歳を超えてから。随分と抵抗しましたね。今でも気を抜くと、話す、聞くことばかりに時間を使いたくなります。今なお「上達したいから勉強もする!」と言い聞かせる毎日です!

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