英語での会話が怖い!

Chizuko COLUMN 話英楽の道 ~わえらのみち~

英語での会話が楽しい、と思ったり、もっと知りたいと思ったり、私は英語が話せるのかも、と思ったり。オーストラリアでは多くの素晴らしい経験をしたのと同じく、「もう英語で話すのは嫌や!!」と思う経験もしました。

 私のホストマザー、リーラン。彼女はスウェーデン人で、母国語はスウェーデン語です。英語は努力して習得した言語。そのせいでしょうか。私の上達具合に業を煮やしていた様で、「間違ってる」と訂正され、「あなたの学校は何を教えているの?」と言われたり。今となっては良い思い出ですが、その時の私は間違うことへの恐怖でいっぱい!恐れは増大し、間違うどころか口から英語が出なくなり、さらなる悪循環に!

 ある日、私はお家で日本食パーティーを開きました。そこで作ったのは「お好み焼き」。リーランはとても気に入ってくれて、「レシピを書いて(Recipe, please!)」と言われたんです。その頃すでに彼女がくれる英語指摘を恐れ、凹んでいた私は、「無理、無理。絶対無理。」と思い、「後で書くね(I’ll write it  later.)」と答えました。そうしたら彼女はこう言ったんです。「私がいるんだから、私に聞いたらいいわよ(I’m here. You can ask me!)」。そんなこと出来る訳ない!「ちゃんと」書かなくちゃいけないから、辞書で調べなら「ちゃんと」しなきゃ!と思って全力で断ったことを覚えています。

 ちゃんと話す。ちゃんとした英語。この「ちゃんと」ってかなりの曲者です。英会話を習得したい人なら誰でも通る道でしょうね。「ちゃんと、ちゃんと」。ちゃんとしなきゃと思えば思うほど、英語を使うことが怖くなっていきませんか?私はそうでした。楽しみより、不安が大きくなって、話す時も恐る恐るになって。

気楽にいきませんか。何を目指すのか、思い出して。ちゃんと話すことを目指してますか?会話を楽しむことを目指していますか?ちゃんとしてなくても会話は楽しめます。保証します。安心して「ちゃんと、ちゃんと」を旅立たせてください。

間違っていないか、どこが間違いなのかを見るよりも、言えたことは何か、を見て下さい。あなたは素晴らしい英語を話せていますよ。

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