「会話を作る力」が欲しい

Chizuko COLUMN 話英楽の道 ~わえらのみち~

渡豪初日に、想定外の会話は理解出来ないと知った私。土曜日に到着して、月曜日から学校がスタートしたのですが、学校の授業も初日はほとんど分かりませんでした。帰りのバスの中で同じクラスの韓国人の女の子に「レッスンはどうだった?(How was the lessons today?)」と聞かれて、「難しすぎ・・・(too difficult….)」と答えました。

 ところが、不思議なことに翌日からは結構理解できたのです。緊張が解け、レッスンの流れが分かると理解度が上がるんだなあ、と実感しました。

 授業中はそれなりに理解出来た訳ですが、問題はクラスメイトとの会話です。現地で初めて気がついたのですが、私にとっては、質問に答えることはまずまずでも、自分から話題を提供したり、相手に何か質問することが難しい!英会話で、会話を膨らませることが当時の私にはとっても難しかったのです。

 英会話スクールのレッスン中(日本でもオーストラリアでも)、講師がリードしてレッスンや会話が進みます。その時は感じなかった難しさを、自分が会話をリードしたい、と思ったときに痛切に感じました。それまでは考えもしませんでしたが、質問に答える力と、質問出来る力は全然違う!というのがオーストラリアで感じたことです。

 特に、独学ではなくスクールに通ったり、知り合いに教えてもらったり、と講師に付いて英会話を上達させよう、と努力中の皆さん。これから、通おうかなとお考えの方。自分から話題を振ったり、自分から話しかけたり。何か「自分からの発話」を意識しているでしょうか。

 講師の誘導に乗ってレッスンを受けているだけだと、会話力が伸びている、と勘違いしてしまうかもしれません。実は質問に答える力しか伸びていないのかもしれないのです。

まずはごく簡単なことからスタートしてみましょう。自分から第一声を言うのです。もちろん英語で。自分から話しかける、このハードルを越えると会話の幅が広がり、会話が続く時間がぐっと長くなります!Let’s try!

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